vol.50 スーパー女子高校生の池江璃花子選手と潜在意識【人生を好転させる潜在意識の活用法】

先日終了した第18回アジア大会にスーパー女子高校生の池江璃花子選手は、水泳個人4種目・リレー4種目の計8種目に出場。個人種目のすべてとリレーの2種目の計6種目に金メダルを獲得。残る2種目も銀メダルというすばらしい成績を残しました。

この金メダル獲得数は、アジア大会として最多タイ、女子選手に限れば最多記録です。水泳日本をけん引する池江選手は、まだまだ伸び盛りの18歳で、世界も注目する東京オリンピックでの有力な金メダル候補として期待されています。

自由形とバタフライと2つの水泳種目をこなす18歳の天才スイマーの魅力は、驚異的な身体能力だけでなく、タレントの広末涼子に似たかわいいルックスも合わせ持っていることです。
これから先、アスリートとしてまた女性としてどのように成長していくのか楽しみな池江選手の出産時のエピソードから水泳との関わり、および潜在意識との関係について紹介します。

 

■水の中で産まれた!? 池江選手の出産時エピソード

2018年9月1日現在、個人とリレーおよび長水路・短水路を合わせて合計21個の日本記録を持つ天才スイマーは、なんと自宅のお風呂の水の中で産まれています。
だから、水泳選手として類まれな才能に恵まれたわけではないでしょうが、お母さんのよいものは何でも取り入れるというプラス思考や積極的な行動力が、その後の池江選手の意識に影響を与えたのではないかと思われます。

池江選手のお母さんは、「子供のためには水中出産がいい」と聞くとそれを実践し、また「0歳〜の幼児期から子どもの心を育て可能性を伸ばす七田式がよい」と聞くと、それを実践する幼児教室を主催する行動力にあふれた女性です。
また、運動が脳の発達を促すという研究で雲梯(うんてい)がよいと紹介されていることを知ると、生まれて6カ月の池江選手にぶら下がりをさせていたといわれています。そのためもあってか、1歳6カ月で鉄棒の逆上がり、5歳で腹筋運動が500回できるようになったようです。
水泳は4歳前に始めて5歳で泳法の4種類(自由形・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ)すべてで50メートルを泳げるまで上達しています。これ以外にも、お母さんはイメージすることが重要だとして3歳のころに、プールではなく自宅の床の上でも水泳ごっこをさせて遊ばせています。

もともとの身体能力に加えて、小さい頃からのお母さんの身体を動かすとよいという考えの実践、できる環境を用意してあげること、できることをイメージさせてあげるという行為が、池江選手の能力開花を早めるとともに能力そのものも高めていたと推測されます。

 

■池江選手と潜在意識

お母さんの影響もあってか池江選手は、多くのアスリート選手が行っているイメージトレーニングを行っています。しかし、そのイメージトレーニングは、一般的には理想とするフォームが多いと思われますが、池江選手はそれだけでなく控室にいるときから始まって、スタートしてゴールし優勝インタビューまでを潜在意識にイメージとして持たせています。

泳ぐたびと言ってよいほど次から次に日本記録を塗り替えるほどの才能にあふれているにもかかわらず、イメージトレーニングは徹底して行うと池江選手は語っています。例えば、途中で雑念が入ったときは、初めからやり直しをし、途中で眠くなっても最後までやり通すと語っています。

これだけ徹底しているからでしょうか、池江選手は目標をハッキリと口に出して優勝や記録を塗り替えています。潜在意識にイメージを強く持たせることでプレッシャーを感じず、自分の能力を十分に発揮できているのでしょう。

なお、池江選手でも「試合前の緊張でなかなか寝付けなかった」と発言することがあります。

しかし、池江選手の場合、その緊張は「自信がある中での緊張」のようです。多くの場合、緊張を感じると「無欲で、あまり意識せずに、楽しもう」といった自己暗示をかけますが、池江選手は「新記録を出したい」などと目標を周囲に公言し、あえて緊張と向きあっています。

この緊張を解消させているのが優勝を潜在意識にイメージすることから生まれてくる強い自信に違いありません。

池江選手の得意種目は、自由形とバタフライの短距離種目です。この種目は力強さが要求されるので体格に恵まれたパワーのある外国選手に有利です。

体格で劣り、非力な日本選手はなかなかオリンピックで金メダルを取れていません。この壁を池江選手が、2年後の東京オリンピックで必ず乗り越えてくれることでしょう。

 

人生を好転させる潜在意識の活用法

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