vol.8潜在意識も回り道をすることがある【人生を好転させる潜在意識の活用法】

潜在意識も回り道をすることがある

思いは必ず実現する

 

これは潜在意識の法則だと何度も書いてきました。

 

法則ですから例外はありません。
思いは必ず実現することは、絶対に確かだと言い切れます。

 

でも、ときには実現までに時間がかかったり、遠回りすることもあります。成功に至る道には挫折や失敗が数限りなく潜んでいることがあるのです。

 

しかし、後になってその挫折や失敗は、成功にとって必要なものだとわかります。

潜在意識は、思いを実現するために、あえて挫折や失敗を組み込むことがあるのです。

 

メルマガ創刊号で私が潜在意識の活用法を知ってからの人生の快進撃ですが、実はずっと順風満帆だったわけではありません。

 

人材サービス会社のサラリーマン時代、子会社の社長に抜擢された時ことごとくイメージ通りに物事が実現してくので、調子に乗って与信的に厳しい会社と大口の取引をし、売掛金を焦げ付かしてしまいました。

売掛金の未回収は重罪に値する企業文化だったので、せっかく就任した子会社代表の座も即解任

厳しい会社でしたので、ペナルティは、日雇い派遣の現場スタッフとして働く事でした。

誰もが私が会社を去ると思っていたのではないでしょうか?

 

しかし、潜在意識の活用法を知っていた私は、感性的な悩みをせず、現状に感謝し、カムバック後の成功イメージばかり考えていました。

 

「これは自分でプログラムした試練だ。未熟な自分のレベルを上げるための必要な行程だ。むしろ感謝しないと」

以前の私であれば、現場に従事する事なく、不幸を恨んで去っていたでしょう。

それが「困難に感謝をする」様な心境になれたのです。

 

カラ元気ではなく、心は落ち着き、再起を具体的にイメージしていました。

実際にこの時に触れ合った現場の派遣社員との同じ目線での交流が、その後の派遣会社の経営に生きています。

 

日雇い派遣社員として従事する事6ヶ月、給与も現場水準になっていたので、もう生活的には限界かな?と思って31歳の誕生日を現場で迎えていた時です。

 

グループのオーナーから呼び出しがかかりました。

「お前に新しい仕事用意しといたったぞ」

新規事業の責任者としてカムバックです。

 

潜在意識は、困難や障害を取り除いてくれる訳ではありません。

成長や学びのために必要な困難や障害はこれからも降り注ぐ事でしょう。

しかし、それを乗り越えて、イメージ通りの自分に近づける力が潜在意識にはあります。

 

起業をしてからも、幾多の困難がありました。

まず、スタートアップ自体が困難です。
リーマンショック
派遣法規制強化
東日本大震災

経営にマイナスのインパクトを与える出来事が次から次へとやって来ます。

でも大丈夫なんです。

 

「全てを潜在意識に任せよう」

 

当協会の理念でしたね。

困難を乗り越えるために、ありとあらゆる具体的な手は全て打ちます。

その上で、潜在意識の蓋が開く食事の時、排泄時、呼吸をコントロールしている時(腹式呼吸)は必ず理想の状態をイメージします。

1日の最後、眠りにつく時は、そのイメージだけ描いて

 

”全て潜在意識に任せて”寝る。

一切、悩みません。

 

その結果、現在、マーケットが縮小する人材業界において、買収ではなく、
自助努力で前年比をクリアーし続けています。

 

私達の様な小さな存在でも潜在意識の力がワークしますが、潜在意識の活用の先達である稲盛さんも、こんな経験を持っています。

京セラの大きな飛躍は、IBMから大量の部品製造の発注を受けたことが契機になっているそうです。

その注文は、当時の京セラの技術水準をはるかに超えたものでした。

案の定、弱気になる社員を叱咤激励して取り組んでも、取り組んでも、うまくいきません。

このとき稲盛さんは、社員に「神に祈ったのか」と叫んだそうです。

全身全霊を傾け、やるべきことをすべてやって、それでもうまくいかないときには神に祈ってでも諦めない。

根拠がなくても、
絶対に成功するのだという意志をさらに強く持つ。

 

それが「人事を尽くして天命を待つ」ということだと稲盛さんはいっています。

こうした超人的ともいえるような必死の努力の結果、ついに当時の京セラの技術を超える画期的な製品の開発に成功し、IBMの注文をクリア。

その結果、京セラの前に世界的な企業にステップアップする階段が出現したのです。

できない、うまくいかないことがあったとしましょう。それは、今はまだできないというだけのことにすぎません。

 

失敗は成功に至る通過点なのです。

将来は必ず成功するという確信を揺るがせてはいけないのです

自分にはまだ使いこなせていない無限の力が潜んでいるということを信じ、いっそう思いを強くして失敗を乗り越えていく

成功に至る道はその先に続いているのです

 

失敗のたびに思いをいっそう強く持ち、さらに信念を高めて進んでいかなくてはなりません。

世界を変えるような大きな成功は、こうした失敗の連鎖の先に現実化されてきたのです。

 

人生を好転させる潜在意識の活用法

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