現代は、「混迷と不安の時代」です。
政治や経済は世界規模で大きく揺れており、大規模な自然災害など、
地球そのものにも不気味な変化が起こっているようにも感じられます。
街を行き来する人たちは、一見、何事もないような顔をしていますが、
内心では、先行きの見えない不安や閉塞感を抱えています。
「大きく欠けているものはないのに満たされない」
「不幸だとは思わないけれど、幸せとも言い切れない」
これでは、真綿で首を絞められているような状態で、私たちにとっては
かなり生きづらい時代と言えるでしょう。
この時代、私たちは、どのように生きていけばいいのでしょうか。
答えはただ一つです。
潜在意識の存在をたしかなものとして
認識し、その力を最大限生かして生きていくことしかありません。
どのように生きたいか。
どんな自分でありたいか。
それを深く考えてみる。
すると、奥深いところから、自分の本音が聞こえてくる感覚をたしかに認めることがあるはずです。
この瞬間、潜在意識とコンタクトが成立したのです。
聞こえてくる声に、どう生きるべきかの答えが示されています。
どのように生きていけばいいか。
その答えはほかでもない、自分の中に潜んでいるのです。
潜在意識と対話をしているうちに、自分がなぜ、今、この時代に生を受けたのか
何をめざして生きていくべきかどう生きていけばいいのか
自分の目指す生き方が心の奥底に浮かんでくるのが感じられるようになるでしょう。
それを感じ取り、まっすぐそのまま生きていけば、不安や混沌からすーっと抜け出し、幸せな人生の実現に向かっていくはずです。
そう強く感じるもう一つの理由は、
いまや社会は個人を支えてくれない、かつてないほど厳しい時代であるからです。
少し前までは、例えば、いい大学を出ていい会社に就職するというようなコースに乗れば、人生はおおむね、安泰に進んでいったものです。
ところが最近は、こうした確かなコースはほとんど崩壊してしまいました。
一流大学を出てアメリカに留学し、MBAを取った・・・。
そんな光り輝くキャリアを持ちながら、充足感とはほど遠い毎日を送っており、
内心では人をうらやみ、そねみ、あるいは焦りまくっているというような人が驚くほど多いのです。
高い能力を持ちながら、それを生かせない苦悩。
その結果、もっと成功していいはずなのに、俺は不運だ、社会が悪い、政治が悪いと他者を責めるようになり、
そんな自分に嫌気がさし、自己嫌悪という悪循環に陥ってしまう。
多くの人々のこうした否定的な思いが潜在意識を通して宇宙に伝搬していき、
宇宙いっぱいに歪んだエネルギーが広がってしまっているのではないか、とさえ考えてしまいます。
そう考えたくはありません。
幸せになれない、
その根本理由は、社会や世間の価値観に振り回され、自分自身の本当の思いを
どこかに置き去りにしたまま、日々を生きているからなのです。
誰の人生でもありません。
自分自身の人生なのです。
自分が本当にしたいこと、自分が本当に目指したいことは何なのか。
まっすぐに自分自身と向かい合ってみる。
そこで見えてきた生き方をそのまま貫いていきましょう。
このとき、指針となり、あなたを支え、助けるのが潜在意識です。
社会のサポート機能が乏しくなってきた今こそ、潜在意識とコンタクトをとり、その力を大いに活用すべきなのです。
働くことは収入を得る手段にすぎない、給料をもらってオフタイムや休日に自分の好きなことをして楽しめばいい、
という考え方を持つ人も増えているようです。
これは本来の姿ではありません。
働くことはもっと大きな意味を持っています。
仕事はラクなことばかりではないでしょう。
ときには理不尽な難題に耐えなければならないこともあれば、疲れた体にムチ打つことも必要です。
自分がしたいと思った仕事を、正しいと思った方法で力の限り続けて、ひたすら懸命に、真剣に生きていく。
こうした生き方を通して人間性を鍛え、磨いていく。
それこそが人が生を受けた真の、そして最大の目的なのです。
そのような生き方ができているでしょうか。
ただ、流されるように生きているだけではないか、自分の内奥と静かに向かい合ってみましょう。
このとき、かすかな違和感も逃さず、潜在意識とぴったり波長が重なり合う
ような生き方を貫いていけば、運命は必ずよい方向に開けていきます。
運命は与えられたもの、定められたものではないのです。
運命は自分の思いを潜在意識に映し出し、自分で作っていくものです。
メルマガでも、成功とか成功者という言葉を使って繰り返し述べてきたように、私達のいう成功は社会的に評価が高いポストを得るとか、大金持ちになるというような世俗的な意味ではありません。
自分らしく生き、自分なりの幸せを実現する。
それが、私達のいう成功です。
何を成功とするかは人それぞれです。
この世には人の数だけ、幸せがあるのです。それが幸せの本来のありようです。
いまこそ、潜在意識を活用して生きる方法をしっかりと自分のものにしなければならないのです。