vol.3人には2つの意識がある【人生を好転させる潜在意識の活用法】

最近は、成功したいと思うだけでなく、成功哲学などを非常によく勉強する方が増えています。

 

セミナーのはじめに、

「潜在意識を知っていますか?」

と質問すると、ほとんどの人が「はい」と返事をするばかりか、

 

潜在意識はもはや常識ですよ」

という表情を浮かべる人までいるくらいです。

 

いまや潜在意識の認知度は、かなりのレベルまで高まっているのですね。

 

とはいえ、潜在意識について、正しく理解できている人は、まだ多いとは言えないでしょう。

 

まず人の意識は、顕在意識と潜在意識の2つに分かれることを頭にしっかり入れてください

顕在意識自分で認識できる意識のことです。

 

皆さんはいま、このメールを読んでいることを自覚していますね。

 

顕在意識はこのように自覚できる意識のことで、わかりやすくいえば

「自分の意思でコントロールできる意識」と言い換えられます。

 

思考の表面に出ていることから「表面意識」と言われることもあります。

 

一方、潜在意識は、自分では認識できない意識。
「無意識」と言われることもあります。

 

自分でコントロールすることができない上に、深く沈潜しているので、潜在意識という言葉は知っていても、

どういうものを指しているのか、よく理解していない人も少なくありません。

でも、これは仕方がありません。

潜在意識が発見されてから、それほど長い時間はたっていないのですから。

 

潜在意識があることがわかり、それがすごい力を秘めていることが
わかってきたのは20世紀になってからのこと。

 

意識は、まだまだ未知の領域であり、もっとすごい力を持っている可能性も大きいのです。

人にはもっともっとすごい可能性が潜んでいると言われています。

それでは、潜在意識と顕在意識は、それぞれ意識のどのくらいを占めているでしょうか。

 

意識全体を100%とすると、顕在意識は何%で潜在意識は何%くらいでしょうか?

ある本には、顕在意識は5%くらいで、残りは潜在意識だと書いてあります。

もちろん、これは当てずっぽうではありません。

 

著名な心理学者のウィリアム・ジェームズ(アメリカ・1842~1910年)などが

「顕在意識は意識のうち、5%前後にすぎない」といっているのです。

 

「そんな訳がない」

実は、当協会、元会長の山田が潜在意識の研究を始める前、5%と聞いてリアクションとして出た言葉です。

山田だけではなく人はたいてい、自分の意思で考え可能な生き方を
選んで生きていると思っています

 

自覚できない意識のほうが95%で、
自覚できる意識はたった5%だなんて、納得できるわけがありません。

どう考えても、自分の意思でコントロールできることはたった5%しかなく、

コントロールできない意識が95%もあるということが実感としてよく理解できなかったのです。

 

それではまるで夢遊病者みたいじゃないか、とさえ、山田は考えてしまったくらいです。

すると、ある本に次のような説明があり、これを読んだとたん、

なるほど、顕在意識は5%程度しかないというのは本当なんだな」

とストンと理解できたのです。

 

山田が納得した潜在意識は意識全体の5%しかない事の説得力ある説明とは、次のようなものでした。

「自分の体で、自分の意思で動かすことができるところ、認識できるところは、どことどこか」というのです。

自分の意思で動かせるところ?

考えてみると、目・口・手・足…あたりで大体、止まってしまいます。

あとは五感、つまり、視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚です。

自分の体で自由に動かせるところ認識できるところはこれくらいしかないのです

では、人の生命活動の根幹を担っている心臓や腎臓・肝臓。胆嚢といった内臓は誰が動かしているのでしょうか。

自分の意思ではないことはわかりますよね。

どれも勝手に動いている。

勝手というより、自分の意思とは関係なく、おぎゃあと生まれたその日から
人生最後の日まで、夜も昼も、日曜も祝日も関係なく、

1年365日、24時間、こうしている間もフルに動き続けている。

「ありがたい」の一言です。

 

自分の意思で動かしているわけでもないのに動き続けている

この内臓などを動かしているのが潜在意識です

 

なぜ、心臓や腎臓・肝臓・胆嚢などの内臓の働きや血流、リンパの流れなど、

生命活動そのものにつながる活動には、潜在意識が関わっているのでしょうか。

ちょっと考えればすぐにわかるでしょう。

 

人は意識を失っても、必ずしも、死んでしまうとは限りません。こん睡状態から覚醒し、

やがて意識を回復し、元気になった例はいくらでもあります。

 

顕在意識が心臓の働きや呼吸機能などに関わっていたならば、ちょっと意識を
失っただけで、人はすぐに死んでしまうことになってしまいます。

意識を失うのは、病気のときばかりではありません。ショックのあまり気を失うこともあります。

顕在意識はけっこう脆いところがあるのです。

だから、生命活動に直結する内臓の働きなどは潜在意識が司っているわけです。

 

氷山の一角という言葉があります。

不沈艦と豪語したほど完璧な設計だったタイタニック号が最初の航海で海の藻屑と消えてしまったのは、

氷山と衝突したからでした。

氷山は、海上に見えている部分はほんの一部で、海中にはその何十倍もの氷の塊が潜んでいます。

海中の部分のほうがずっと強大なのです。

意識も同じです。

我々が自覚している意識、顕在意識は意識の総体の5%程度しかないということを、

もう一度、しっかり認識しましょう。

同時に、我々は自覚している意識の数十倍もの可能性を持っているということも認識してください。

人の脳は約140億個の神経細胞で構成されていますが、実際はこの3%くらいしか使っていないことが、

明らかにされています。

 

20世紀最大の天才といわれる
アインシュタインで、やっと5%使っていたかどうかというところだそうです。

あと2%多く使うだけで、天才になってしまうということですね。

人類史上最高の天才といわれているレオナルド・ダ・ヴインチはもしかしたら、

6~7%くらい使っていたのかもしれません。

 

潜在意識は脳細胞によって働くものではなく、もっと根源的な生命エネルギーだと考えられています。

でも、脳細胞の働き方を知れば、人の意識も同じように、全容の一部しか使われていないことを

わかっていただけるでしょう。

 

同時に、あと1%でも2%でもいい、潜在意識を活用できるようになれば••

限りなくすごいことになりそうだということも実感として理解できるのではないでしょうか。

 

実際、潜在意識の使い方を知った後はこれが同一人物なのかと思うくらい大きく変わってしまいます。

それまで、ただの平凡なビジネスマンにすぎなかった人がじわじわ頭角を現していき、大企業のトップクラスになっていたり、起業した会社を大きく成長させたりしている例もたくさんあります。

 

潜在意識はその人の中に、もともとある力です。

私達は、ただ

それに気づいてください」

「潜在意識を活用するにはこんな方法がいいんですよ」

とお話ししているだけです。

人生を好転させる潜在意識の活用法

よく読まれている記事