vol.74あおり運転と潜在意識【人生を好転させる潜在意識の活用法】

あおり運転が後を絶たないです。

2017年6月5日に発生したいわゆる「東名高速夫婦死亡事故」

神奈川県足柄上郡大井町の東名高速道路下り線において、追い越し車線に停車していたワゴン車に大型トラックが突っ込み、ワゴン車に乗っていた夫婦が死亡し、2人の娘を含む合わせて4名が負傷した事故。

この事故であおり運転と進路妨害を行った男が、同年の10月10日に逮捕され、2018年12月14日に危険運転致死傷罪により懲役18年の判決を受けたことから、あおり運転に対する世間の認知が一挙に広がりました。

また、2018年7月2日に大阪府堺市において、車がバイクを当て逃げし、バイクの男性を死亡させた事故。

あおり運転では異例の殺人容疑が適用されましたが、それは、車がバイクに追突した瞬間、「はい終わり」という信じられない言葉を軽い口調で言っているのがドライブレコーダーに記録されており、殺意が認定されたからです。

2019年1月25日に裁判員裁判の判決が行われ、殺人罪で懲役16年が言い渡されましたが、判決を不服とした被告の男が控訴し、世間の怒りの渦が巻いたのは記憶に新しいと思います。
この世間が注目した2件の事故、事件を含め、連日のようにあおり運転の報道がされ、社会悪として誰もが厳しい目を向ける中、反対にあおり運転が増加していると感じるのは私だけでしょうか?

それは犯罪報道が犯罪を断罪していたり、被害に遭わないように注意を喚起しながらも、図らずも煽っている側面があるからだと考えられます。

ショッキングなあおり運転のニュースを観て「周囲の車の動きには気をつけよう」「自分もカッとならないようにしよう」と考えるのが通常ですが、少数の攻撃的で好戦的なタイプには、非常時のオプションになるようです。

世間の注目度が高いからといって、興奮度の高いあおり運転の映像をニュースで流し続けると、一定の割合で模倣する者も出続けます。

特に飲食時(朝、昼、夜)のリラックスして潜在意識の蓋が開いている時に、こういった映像を観ると、潜在意識にいとも簡単に浸透していき、いざという時にオートマチックに引き出され、取り返しのつかない事になるのです。

インターネットの功罪でよく言われる
「知る喜びがある一方で、知らなくて良かった事まで知ってしまう」
に近いかもしれません。

あおり運転に限らず、報道のあり方を考え直す必要があります。

 

人生を好転させる潜在意識の活用法

よく読まれている記事