vol.20 映画「インセプション」で描かれる潜在意識Part2【人生を好転させる潜在意識の活用法】

前号に引き続き、今号もインセプションについてです

潜在意識下で寝て夢を見ている間は、それを現実と認識しています

目覚めて初めて夢だとわかります

夢を見ている人が、「これは夢だ」と気づけば夢は崩れます

夢=イメージと言えます

寝て見る夢も、現実で心に描く夢も両方イメージです

現実でもイメージしないものにはなれないし、無理だ(実現不可能な”夢”だ)と思った瞬間、本当に実現しない

そういう意味では寝て見る夢も現実も非常に近い

 

ただ潜在意識下で寝て見る夢はイメージがそのまま現れる(実現する)ので、努力は必要ありません

その夢の心地よさに取り憑かれたのが映画「インセプション」の主人公コブ(レオナルド・ディカプリオ)と妻モス(マリオン・コティヤール)

劇中の設定では夢は現実より時間の進み方が1/20(顕在意識と潜在意識の割合が丁度1:20と言われているので面白いです)

 

夢の中で夢に入ると更に20倍時間が遅くなり、1レベル深い階層へ行くごとに20倍

現実から3レベル(夢の夢の夢)深い階層に行けば、現実の10時間が約10年になります

コブ夫妻はイメージで何でも造れる夢の住人となって長い期間、夢を彷徨います

そのうちモスは現実と夢の区別がつかなくなり、現実世界で自死を選ぶ最悪の結果に

劇中の設定(実際の夢でもそうですが)では、死亡するときに夢から醒めるので、辛い夢をリセットしようと(実際は現実なのに)モスは死を選ぶのです

本当に色々と人生について考えさせらる映画です

 

人間は夢から醒めない方が幸せなのか?

 

いや、私の解釈はこうです

現実世界で顕在意識で夢を描き、潜在意識に透徹させ、艱難辛苦(かんなんしんく)を乗り越えて夢を実現させる事が人生

寝て見る夢のように、すぐにイメージは実現しません

辛くてもリセットも出来ません

時間はかかりますが、潜在意識を信じて夢をイメージし、実現に向けてありとあらゆる努力をするのです

劇中の時間設定で言えば、イメージした20倍は時間がかかるかもしれませんね…

 

それでは劇中に何回か出てくるシビれる台詞でお別れしましょう

 

So do you want to take a leap of faith,or become an old man,filled with regret,waiting to die alone?

信じて飛び込むか、それとも後悔を抱えたまま年老いて孤独に死を待つか

人生を好転させる潜在意識の活用法

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