多くのファンが待ち望んでいるスター・ウォーズの最新作「ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ストーリー」が、2018年6月に公開されます。
今回の作品は、ヨーダ、ルーク・スカイウォーカー、ダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)などが持っている特別な力(フォース)を持っていないハン・ソロの若き日々を描いた作品ですが、今回はスター・ウォーズ作品の全編を通して描かれるフォースと潜在意識は関係が深いことについて紹介します。
■フォースとは?
スター・ウォーズのファンの人にとってフォースは解説する必要がないかもしれませんが、簡単にどのようなものか解説します。
フォースとは、「予知能力」「心のなかを読む能力」「他者を操る能力」「優れた認識能力・判断能力・反射神経」「モノを遠隔から動かす能力」「身体能力の向上」「テレパシー能力」「霊体化能力(霊魂が目に見える形で現れること)などそのほかにたくさんある神秘的で超能力的なエネルギーのことです。
■「フォースとともにあれ」と「嫌な予感がする」の意味とは
スター・ウォーズでは、
「フォースとともにあれ(May the Force will be with you)」と
「嫌な予感がする(I have a bad feeling about this)」というセリフが必ず使われます。
「フォースとともにあれ」はまさにフォースのことですが、「何だか嫌な予感がする」は自分の中に「嫌な感情」を予知できる能力のフォースで感じることなのでフォースに関連するセリフです。
また、「フォースを使え、感じるのだ」などのセリフも使われます。
これらは、「何だか嫌な予感がする」も同様ですが、単に神秘的で超能力的なエネルギーのことだけを示していないと考えられます。
意識が重要なこと、また意識次第ですばらしい能力が発揮できるのだということを言っているのではないでしょうか。
その理由として、「現状に満足していないのなら、自分の力でその現実を変えればよい。われわれはいつでも気に入らない現実を変える能力を持っている。思いはフォースを通じてこの世界に反映されており、望めば何でも実現する」というセリフがあります。
また、「”現実とは自分の信じた世界だ”、”難しい、できない、無理だ”のような否定的な思いをしているうちは、いつまでもそのままだろう。なぜなら意識を集中させたことが現実を作るからだ」というセリフもあるからです。
そのほかにもスター・ウォーズでは、「われわれが考える真実のほとんどは自分の見方で変化する」「固定観念を捨てろ!」「おまえはすぐできないと言う」「やればできる」など、意識が現実になる、固定観念を持つことはよくない、現実を変えられることを、セリフを通して訴えています。
つまり、夢、願望を成功イメージとして潜在意識に強く植え付ければ、ジェダイのように誰でもフォースのようなエネルギーを操れるということも伝えているのではないかと思います。
■ヨーダの教えは不可能を可能にする
身長は66cmと小柄で緑色の肌をしたジェダイ最強の強力なフォースを持ったヨーダが、ルーク・スカイウォーカーにフォースを教えるトレーニングシーンがありました。
ルークが、小石までをフォースで自在に持ち上げられるようになったとき、ヨーダに「大きな戦闘機を持ち上げろ」と言われます。しかし、ルークが「大きくて無理です。不可能です」と言ったとき、ヨーダは「大きさは関係ない。おまえができると思えるかどうかだ」と言います。それに対して、ルークは「やってみます」と答えますが、ヨーダは「やってみるではない、(成功をイメージして)するのだ」と言います。
成功するのだという強い思い込みと成功をイメージした「する」をしろと言うことは、夢や願望を実現するには極めて重要なことです。「フォース=潜在意識」と考えてスター・ウォーズを見ると潜在意識の使い方や潜在意識の重要さがよりよく理解できて見られるのではないでしょうか。