新型コロナウィルスに振り回された2020年、開催数は少なかったですが、インストラクターが要望に応じて、メンタルイノベーションセミナーの開催を行っておりました。
「こんな時代だからこそ、必要なセミナーだ」「もっと普及させて欲しい」など嬉しい声を数多く頂いております。
新型コロナウイルスの猛威が気温、湿度が下がる冬の季節を迎え、なかなか収まりません。そのため、2回目の緊急事態宣言が一部の都道府県に対して出されました。
長く続く経済や社会活動の自粛・停滞で、雇い止め、ボーナス・残業代の減少による収入減、また在宅ワークや3密を避けなければならない巣ごもり生活を強いられることで多くの人が、見えない先行きやなれない生活様式に対する不安やストレスを抱えています。
そしてその結果、活力を失いネガティブ思考になって新しいことや、やりたいことでも失敗を恐れて前向きに取り組めなかったりしていませんか?
また、それだけでなく新型コロナウイルス感染拡大に伴って、ひどい「うつ状態」になる人が増加していると言われています。
新型コロナウイルスとの因果関係は明確に分かっていませんが、警察庁の速報値で2020年度の自殺者が約2.1万人と前年を750人上回り、特に女性は過去5年で最多となっています。このため、厚生労働省が対策のための調査に乗り出しているほどです。
そこで潜在意識を活用すれば、先行きが不透明で不安やストレスを強く感じる時代でもメンタルを強くし、前向きに活動できる意欲を生み出せて新型コロナウイルスに打ち克てることについて紹介します。
■メンタルの強化とコントロールで不安やストレスに打ち克つ
不安やストレスに打つ克つ方法は、どんな状況下でも動じないでいられるようにメンタル(精神力)を鍛えることです。メンタルは、その人の思考から生まれます。そのため、強いメンタルが持てるような思考ができるようにトレーニングすれば、例えば「どんなことが起きても冷静に今までの自分らしさを失わず、冷静な判断・行動ができます。
また、今までネガティブな考えしかできていなかった場合も、ポジティブに物事を捉え、ネガティブな状態から抜け出せなくて不安やストレスを強く感じることをなくせます。メンタルが強くなれば、「どのような状況になっても常にポジティブな発想で夢や目標に向かって行動できる」ようになれます。
■メンタルを鍛えるには潜在意識の活用が必須
メンタルの強さ、弱さは思考から生まれ、どのように思考するかでメンタルをコントロールできます。思考は「脳」で行うため、「脳」に何事にも動じないように考え、ポジティブな思考をするようにさせられれば、メンタルを強くしてコントロールすることが可能になります。しかし、自分は困難にぶつかるとネガティブにしか考えられない、あるいは冷静な判断も行動もできないという人も多いのではと思います。
どのようにすれば、そのような人でもメンタルを強くできるかといえば、潜在意識に働きかけることで可能です。潜在意識に働きかける具体的な方法は、「実現したい夢や希望を強く持ち続けける」「自分にとって理想の思考・行動ができる人になれるように強く望む」、あるいは「物事に動じないでポジティブに行動できるような人になれるための文言を自分に言い続ける」などを実行することです。これらによって、意識しなくても脳が勝手にそのように考え、行動するように働きます。
その理由は、人間の脳が「現実」と「想像」を区別できないからです。例えば、「今日はとても楽しい」と言って楽しいことを想像すれば、脳はこの言葉の意味を理解して、楽しいと思える感情を芽生えるように手助けすることが脳科学で分かっています。
このことは、梅干しを想像すると、目の前に梅干しがなくても、勝手につばが出てくるのは「梅干し=すっぱい」ことが強く記憶に残って潜在意識に刷り込まれているからです。こうして、一般的に簡単には変えられないと思われている性格も変えることが可能です。
性格とは、特定の思考パターンによって形成されます。そして、思考するには何らかの形で言語を用いるため、脳に明確に言語にして言い聞かせることで、次第に意識しなくても言語で表現した思考・行動が無意識にできるようになっていきます。
新型コロナウイルスの脅威や、そこから生まれる不安やストレスなどの懸念に対しては、ワクチン接種が日本でもようやく始まることから、明るい兆しが少しは見え始めました。しかし、変異種も現れ、完全収束までにはまだ時間がかかると考えられます。少しでも現状に不安やストレスを感じるようであれば不安やストレスは放置しておくと、だんだん強くなっていくので注意が必要です。
ストレスや不安が軽い内に対処し、コロナうつ状態になることを回避することが必要です。そのためには潜在意識の活用が効果的で重要です。潜在意識をうまく使いこなすことでポジティブ思考・行動ができるようになり、これから先の長い時間を乗り切っていけます。