vol.122 日本球界を代表する名捕手で名監督でもあった故野村克也氏と潜在意識【人生が好転する潜在意識の活用法】

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vol.122 日本球界を代表する名捕手で名監督でもあった故野村克也氏と潜在意識【人生が好転する潜在意識の活用法】

日本球界屈指の名捕手で名監督でもあった野村克也さんが2020年2月11日に84歳で亡くなられました。

お悔やみを申し上げます。

野村さんは数々の名言を残していますが、その中の1つに「長嶋や王は太陽の下で咲くひまわり。ボクは人の見ていないところでひっそりと咲く月見草」があります。

羨望を感じながらも、「人数は少なくても、見に来てくれるお客さんのために咲く花があってもいい。これが私を22年間支えてきた」と語っているように、このどんなライバルにも負けないという強い思いがなければ、なし得なかったであろう多くの記録を選手、監督として残しています。

また、記録もすごいのですが、記録だけでなく、それ以上に人間観察力に優れ、人間味にあふれた人間性でいつまでも記憶に残る人でした。偉大な選手・監督であった野村さんには潜在意識に関係する多くの名言を残しています。

選手として自分自身を超一流にし、監督として弱小チームを優勝に導く超有能なマネジメント力を発揮できた裏には、努力や卓越したリーダーシップ力に加えて潜在意識を活用していたことが多くの過去の名言から分かります。

野村さんの生い立ちや選手時代を紹介し、名言とともに潜在意識の働きについて解説します。

 

■野村克也氏の生い立ちから選手・監督時代

 

野村さんは、現在の京都府京丹後市(旧竹野郡網野町)で1935年に生まれます。当時、家庭は極貧で、中学卒業後は母親(父親はすでに死亡)に働くように言われていましたが、お兄さんが大学受験を断念することで高校に進学。

高校では野球部に所属しますが、チームは弱く、野村さんもまったくの無名選手でした。しかし、野球部の顧問がプロ球団の監督に推薦状を送ることをしてくれたおかげで、南海ホークス(現ソフトバンク)のテストを受け、契約金ゼロ円のテスト生として入団できます。

しかし、1年目ですぐに戦力外通告を受けますが、家庭が貧しいという事情からどうしてもチームに残りたいという野村さんの熱意や、運が良いことに当時の正捕手が事故に遭うなどしたことからチームの捕手が不足、守備位置が捕手であったため何とか残留できます。

チームに残れても、試合にはほとんど出場できず、ブルペンでピッチャーの球を受けるだけが主な仕事でした。

 

しかし、野村さんは、試合にも出られなかった二軍選手時代、先輩からの飲みに行こうという誘いを断り、毎晩素振りを繰り返す地道な練習をしていました。

当時のエピソードに、「おい、野村。素振りをやって一流になるんなら、みんな一流になってるよ」と笑われていたと言います。

ところが、無名のテスト入団であった選手は、懸命な努力の結果、早くも3年目の1956年に一軍に抜擢され正捕手に定着。翌年に本塁打王のタイトルを獲得。以降、毎年のようにタイトルを獲得し、ついに戦後初の三冠王に1965年に輝くなど超一流選手の仲間入りを果たします。

その後、1968年に選手兼コーチ、1970年からは選手兼監督のプレーイングマネージャーとして4番打者、捕手、監督の3役をこなします。

その後、選手として1978年にロッテ、1979年に西武へ移籍。1980年に前人未到の3,000試合出場を達成し、この年45歳で引退。選手を引退後は、解説者を経て、ヤクルト、阪神、楽天の監督に就任。ヤクルトの監督9年間で4度のリーグ優勝、3度の日本一に輝いています。

 

■野村さんの名言と潜在意識

 

野村さんには潜在意識の力を意識した数々の名言があります。どれも心に響くので、少し多いですが以下に引用します。

テスト生で入団しますが、1年目の年に早くも戦力外通告を受けるレベルの野球の実力から、日本プロ野球界に残る記録を残す超一流の選手にまでなれた裏には、夢と希望を持ち、それを実現させる努力があったことがよく分かります。

 

・念ずれば花ひらく(座右の銘)

・人間というのは基本的には怠惰なものだ。必要がなければ努力はしたくない。「こうなりたい」「これがしたい」という明確な目標や夢があるからこそ、がんばることができる。

・人を動かすのは生きがい、夢、希望、目標、目的、ビジョン、興味、関心。

・目標、夢とはつまり「動機づけ」。これが弱ければ、いくら高い潜在能力と可能性を秘めていようと、永遠に眠ったままということになりかねない。目標や夢が物事に取り組むための意欲と情熱を引き出すのだ。

・夢や希望を抱くことは、「感じること、考えること」の出発点。

・人生を生き抜く上でなくてはならないエンジンとは、理想、情熱、信念。

・一流になる人間の特徴のひとつに、どんなことでも「あの人ができるなら自分もできる」と、無意識に自分にプラスの暗示をかけているという点がある。

逆に、二流で終わる人間は、「自分はこれくらいできればいい」と自分の能力を限定してしまう。

・希望を抱け。強い希望が、自分を好循環にしてくれる。「人生をどう生きたいのか」、「どういう人間になりたいのか」と強い希望を抱くことが大事。

・志はいくら高くてもいい。人はイメージできるものにしかなることができない。「メジャーリーガー」というイメージを持つことができない人は、未来永劫メジャーリーガーにはなれないのだ。

・「あるべき姿」を持たないままにいくら努力を重ねても、その努力は空回りに終わるだけ。目的地が曖昧なまま船を出航させるのと同じである。

・習慣にしてしまうこと。それが努力し続ける一番のコツ。「やらなければ気持ちが悪い」というふうになれば、努力を努力だと感じなくなる。

 

夢や希望、高い志を潜在意識に持つことが努力を継続するための動機づけと言っていますが、野村さんを持ってしても、なかなか思うようにならなかったこともあったのでしょうか?

次のような名言も残して、もう一歩頑張ることが成功するには必要と言っています。

 

・不器用な人間は苦労するけど、徹してやれば器用な人間より不器用な方が、最後は勝つよ。「もうダメ」ではなく、「まだダメ」なのだ。

・全盛期を過ぎ、落差に耐えつつ、必死にやる、なんてことを惨めと感じる人はいるでしょう。

ところが、僕はそうは思わないんですよ。なりふり構わず、自分の可能性を最後の最後まで追求する。そのほうが美しいという、これは僕の美意識です。

・自己を過大評価した瞬間から、思考の硬直が始まる。常に挑戦し、変化を恐れない。これぞ一流。

・人間は、どんなときにも手を抜いてはいけないんだ。どこで誰が評価してくれているかわからないぞ。

・ワシの辞書に満足・妥協・限定はないんや

・自分の可能性を自分で限定するな

・どんな仕事にせよ、信念を持って続けていれば、必ず陽が当たるときが来る。

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