vol.61 ロングセラー「思考の整理学」と潜在意識【人生を好転させる潜在意識の活用法】

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vol.61 ロングセラー「思考の整理学」と潜在意識【人生を好転させる潜在意識の活用法】

 

35年以上も前に出版された書籍でありながら東大・京大の生協の書籍販売ランキングで長年1位を獲得していることで注目され、売れ続けているのが外山滋比古の著書「思考の整理学」です。

その累計発行部数は2018年2月現在で225万部にも達しています。この書籍が、2018年夏の高校野球の優勝校である大阪桐蔭高のレギュラーメンバーで、プロ野球ドラフト会議で4球団が競合し、中日に入団が確定した根尾選手も愛読していたということで、あらためて今大きな注目を集めています。

根尾選手は、スポーツだけでなく学業にも優れ、高校入学後に医者の父親から2カ月おきに10~20冊も送られてくる書籍を厳しい練習の合間に読破していたという読書家です。

「思考の整理学」は、これからの時代に必要なことを教えてくれます。これからAI(人工知能)がますます発展していくなか、AIに取って代わられる職業が半数近くあると発表されて話題になりました。

また、日本はこれから急激な人口減に向かっていきますが、必然的に今のままであればGDPは減少していきます。1人あたりのGDPを維持し、経済的な豊かさを実現するには、より効率的に経済的な成果を生み出すことが必要と、総務省は平成30年版の情報通信白書で述べています。

人口減のなかでGDPを上げるには、労働生産性をあげなければできませんが、日本の労働生産性は、OECD加盟35カ国中では21位で、先進国のG7のなかでは最下位です。

いわれたことしかできない仕事のやりかたや、既存の知識だけからは飛躍的な付加価値を高める発明やアイデアは生まれてきません。ブレークスルーを生み出す創造力が必要です。また、個人としてAIが進歩する時代に生き残るには、AIではできない自ら考えて新しいものを考え、つくりあげる創造性が求められます。

「思考の整理学」には、AIが苦手とする創造性を養える方法が、時代をこえた普遍の真理として書かれています。そして、それには潜在意識が強く関わっていることについて紹介します。

■「思考の整理学」の概要

35年も前の書籍ながら冒頭で『「グライダー」と「飛行機」は似ているが、「グライダー」は自力で飛べないから。自分で飛べない(思考ができない)人間は、コンピューター(現代であればAI)に仕事を奪われる』と著者は警告しています。

グライダータイプの人間は、指示があると物事をうまくこなせますが、自発的に物事をこなせません。風を受けなければ飛べない(思考ができない)、つまり指示を出されると物事をうまくこなせますが、自発的には物事をこなせない「受け身」の人間です。
一方、飛行機タイプの人間は、自力で(自発的に)どこにでも飛んでいける(思考できる)人間です。

飛行機になるために暗記型の脳から思考型の脳にどのように変えていくかのヒントについてたくさん述べられています。「思考を整理するには寝かせることが重要」「知識はいたずらに所蔵してはいけない」「必要なもの以外は忘れる」などです。

■これからの時代に必要な創造性と潜在意識の関係

日本人は努力が好きな人種で、7割近くが「努力すればいつかは必ず報われる」と考えているというデータがあります。しかし、著者は「努力をすれば、どんなことでも成就するように考えるのは思い上がりである」と述べています。

そのため、「努力してもできないことがあるので、そのときは時間をかけるしか手がない。幸運は寝て待つのが賢明である。ときとして、一夜漬けのようにさっとでき上がることもあれば、何十年という沈潜ののちに、はじめて、形をととのえるということもある」と、無意識の時間を使って考えを生み出すということにもっと関心をいだくべきと述べています。

ここでの無意識は、1つに集中するとよい考えが浮かばないので「無=遊び」の時間が必要という意味もありますが、そのような時間にふっと現れるのは、顕在意識ではなく潜在意識であることも意味しています。

著者は、創造的な思考ができる方法として、日々の着想をすべてメモなどに残し、時間を置いて見返し、まだ「おもしろい」と思える着想は、ノートに書き写し、
そして、さらに時間を置いて、ノートを見返し、まだ「おもしろい」と思えるものを、別のノートに書き写すことをすすめています。

その間、新しい着想は書き加えます。最後にできあがったノートに書かれたアイデアは、瞬間的な興味から思いついたものではなく、自分の関心に強く結びついたもので、時間の経過とともに独自の視点も多く含まれ、アイデアは熟成されると述べています。こうした作業を繰り返すなかで、そのアイデアは潜在意識にイメージとして強く残ります。

独創的で新しいアイデアは、いままでにまったくなかった発想だけでなく、意外なアイデア同士を結びつけることでもできます。これを実現させるのは、顕在意識にあるレベルの知識ではなく、潜在意識にある知識が無意識な瞬間に結びついて、アイデアとして具現化すると考えられます。食事中、トイレ中など突然、新しいアイデアが浮かんだという話はたくさんあります。

強く意識することで、そのことを考えていない無意識な瞬間にアイデアとして浮かぶのは、深い潜在意識のところで意識(知識)同士が連結を繰り返しているのではないかと推測されます。

著者は、その他にも「意識」について、その重要性をたびたび語っています。知識は、強く意識してこそ、顕在意識で考えていない瞬間に新しいアイデアとして湧き上がってきます。創造性を高めるには潜在意識で活用することが重要なことを物語っています。

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