vol.97オリンピック種目になる可能性もあるeスポーツと潜在意識【人生を好転させる潜在意識の活用法】
2019/08/15 2019/08/28
日本ではまだ認知度が低くあまり知られていませんが、今、世界では非常に盛り上がっており、近い将来オリンピック種目になる可能性があるとされているのが「eスポーツ」です。
「eスポーツ」とは、「electronic sports(エレクトロニック・スポーツ)」の略称で、簡単に言うとコンピューターで行う対戦型のビデオゲームのことです。今までの概念のスポーツではありませんが、「eスポーツ」の盛んな世界の国では、娯楽をこえて立派なスポーツとして認知されています。競技人口は推計でテニスと同程度の約1億人です。
この「eスポーツ」は2020年の東京オリンピックに合わせて大規模な大会が日本で開かれるかもしれません。また、2022年に中国で開催予定のアジア競技大会では正式種目として「eスポーツ」の実施が発表されています。そして、早ければ2024年に開催予定のパリオリンピックで「eスポーツ」がデモンストレーションではなく正式な種目として追加される可能性があります。
子供がビデオゲームに熱中しすぎていると多くの親は叱りますが、これからは子どもの適性をよく見極めたほうが良いかもしれません。なぜなら、オリンピックのような大会の公式種目になるだけでなく、例えば、2019年7月26日~28日にアメリカで実施された「eスポーツ」の大会では、優勝者の賞金は約3億円にもなっているからです。
この金額はテニスやゴルフの4大メジャー大会の優勝者が受け取る賞金額とほぼ同等です。まだまだビジネスの規模が大きくなると考えられることから、場合によっては、プロスポーツで最高額の優勝賞金は「eスポーツ」になる可能性もあります。そして、「eスポーツ」がプロスポーツとして憧れの職業NO.1になるかもしれません。そこで、「eスポーツ」の概要と「eスポーツ」が潜在意識と深く関わっていることについて紹介します。
■eスポーツの概要
「eスポーツ」は、コンピューターで行う対戦型のビデオゲームのことと説明しましたが、たくさんある対戦型のビデオゲームが「eスポーツ」のビデオゲームとして認定されるには一般社団法人 日本eスポーツ連合によると、以下の4つの条件を満たす必要があるとされています。
1.ゲーム内容に競技性が含まれること(競技性)
2.ゲームとして3カ月以上の運営・販売実績があること(稼働実績)
3.今後も「eスポーツ」として大会を運営する予定があること(大会の継続)
4.「eスポーツ」としての大会の興行性が認められること(興行性)。
ビデオゲームそのものの内容としては1番目に記載されている「競技性」があることが条件になっています。競技性とは数人で同時にプレイでき、かつ運ではなくスキルの差で勝敗が決まることです。
ゲームの内容としては、一般的な格闘技ゲームだけでなく、パズルゲーム、強いスポーツチームを育てるゲームなど複数の種類があります。なお、「eスポーツ」選手の育成のために、アメリカのカリフォルニア大学は奨学金を出すほど力を入れている例があります。選手になってゲームに勝つために指導者について他のスポーツ選手と同様なトレーニングをして主に瞬発力、集中力を高めています。
なお、「eスポーツ」では、高額な賞金が成績に応じてもらえますが、日本人がその賞金をもらうにはプロのライセンス取得が法律の関係で必要です。ライセンスには複数種類があり、取得条件などは一般社団法人 日本eスポーツ連合が定めています。
■eスポーツで活躍するために必要な潜在意識
多くの著名なプロスポーツ選手が成功理由として、夢、希望、目標を心に深く刻み、成功を強くイメージすることなど精神的な要因を、肉体を鍛えることの重要性とともにあげています。
また、スポーツでは、肉体的には反射神経や動体視力が優れている必要がありますが、いくら肉体的にこれらの能力が優れていても、それをプレイにつなげるイメージができていないと良い結果に結びつきません。これらについては、本メルマガで今までに多くのプロスポーツ選手を取り上げて説明しています。
「eスポーツ」は体全体の筋肉は使いませんが、実際のスポーツと同等以上に反射神経、動体視力を伴った瞬発力や集中力がコントローラーを指先で操るときに求められます。車の免許を取得した直後は、顕在意識で動作を考えないと運転がうまくできませんが、慣れてくると顕在意識で同乗者との会話や周囲の風景を楽しみながらでも無意識にちゃんと車の運転ができます。
「eスポーツ」では、より速く、より正確に無意識に指先でコントローラーを操る必要があることから、他のスポーツと同様に無意識で高度なことができることが必要です。
そして、より優秀なプレーヤーになるには、潜在意識を活用しないで、ただがむしゃらにまったくの無意識な状態でゲームに没頭して、ゲームに習熟するだけではなく、どのような場面でどのように対応するかということ、および優勝をしたときのイメージを明確にするなど潜在意識をフルに活用することが必要です。
潜在意識を活用しないと、「eスポーツ」だけに限りませんが、ただゲームが上手なだけで終わって最後の1人の優勝者になるのはかなり困難です。