vol.22 堀紘一流自己変革変革法と潜在意識【人生を好転させる潜在意識の活用法】

元ボストンコンサルティンググループ社長で現在はドリームインキュベータの会長を務める日本における経営コンサルタントの先駆けである堀紘一さん

著書「自分を変える読書術」で人生を楽しく生きる方法を３つ紹介されています

1.金持ちに生まれる
2.有名人の子どもに生まれる
3.読書で教養をに身につけて一流の人間になる

1と2は自分で決めれない事ですし、生まれで人生が全て決まっているようで、何か寂しいやら、腹立たしいやら、やるせない気持ちになる人も多いと思います。

でも私達には、本のコンセプトである３があります。

自分の努力で自身や人生を変革する事ができます。
思い立った時にいつでも始められるのが読書の良いところ
コストもさほどかかりません。

堀さんは本の中で「学歴」よりも「学習歴」とも仰っています。
非常に勇気付けられる考えですね。
特に私のような遅咲き人間には心に響くものがあります。

ビジネスパーソンにとって本番は、業務の遂行、商談やプレゼン、マネジメントだと思いますが、読書は「トレーニング」や「練習」にあたるものだと思います。

実際には経験した事が無い事を疑似体験したり、自分の発想の中から生み出る可能性が無いものが引き出されたり、いつ使うかわからないが、日頃の練習の成果がいざという時に出る、これがビジネスのおける読書の効用です。

「練習」を繰り返すと、以前、出来なかった事がついにはマスターする事があります。

これが「行動のパターン化」です。
子供の頃、自転車に乗るコツ、泳ぐコツを身につけた時の事を思い出してみましょう。
誰しも初めのうちはなかなか出来なかったはず。
でも、何度も何度も繰り返していくうちに、気がつくと自然にコツがのみ込めて、出来るようになっていた….

こうした練習の効用は、顕在意識と潜在意識の主従関係の賜物なのです。

潜在意識は主人である顕在意識が繰り返し行動しているのをじっと見つめながら、顕在意識が何をしたいと思っているのかを懸命に感じ取ろうとしています。

主人である顕在意識の命を守るために、潜在意識は何が何でもそのコツを覚えなければならないと思い、必死にそのコツを覚えるのです。

スポーツ選手はよく「練習は決して自分を裏切らない」と言います。
この言葉こそ、顕在意識に対する潜在意識の忠誠心を物語ってると言えるでしょう。

実際のビジネスの現場を上手くいかせるためには、多種多様なコツをつかむ必要があるので、練習量も種類も必要になってきます。

専門書を繰り返し読む、あらゆるジャンルを多読する、またはそのハイブリッド

自転車に乗るコツや泳ぐコツは、その後長いことやらなくなっても、忘れることはありません。

ビジネスも同じでコツをつかめば、事業内容が変わってもかなりの部分で応用できます。
これも主人の命を守るために潜在意識は深くその記憶を刻んでおき、必要な時にはいつでも引き出せるようにしているからです。